「スター・ウォーズ」の世界で、あの『XCOM』のようなターン制タクティクスが遊べる——そんな期待を集めているのが、2026年8月27日発売の『STAR WARS ゼロ・カンパニー(STAR WARS Zero Company)』です。クローン戦争末期を舞台に、型破りな傭兵集団「ゼロ中隊」を率いて戦うシングルプレイ専用のストラテジーゲームで、開発を手がけるのは『XCOM』シリーズのベテランが集結した新興スタジオ・Bit Reactor。ジャンルファンからの注目度が非常に高いタイトルです。

本記事では、発売直前の情報をもとに、ストーリーやシステム、開発体制、価格・エディション情報まで詳しく整理していきます。

基本情報

項目内容
タイトルSTAR WARS ゼロ・カンパニー(STAR WARS Zero Company)
ジャンルターン制ストラテジー(シングルプレイ専用)
開発Bit Reactor
制作協力Respawn Entertainment/Lucasfilm Games
パブリッシャーElectronic Arts
対応機種PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam・Epic Gamesストア・EA app)
発売日2026年8月27日
対応言語日本語字幕対応、音声を含め全11言語対応
価格の目安スタンダード版 49.99ドル(国内価格は各ストアの表示に準拠)、デラックス版も用意

開発元のBit Reactorは、MicroProse時代からシド・マイヤー作品に携わってきた元Firaxis GamesのベテランGreg Foerstch氏が設立したスタジオで、新生『XCOM』シリーズの開発に携わった人材が多数在籍しています。『XCOM』ファンにはたまらない布陣で、シリーズの遺伝子を「スター・ウォーズ」の世界に持ち込む試みとして早くから注目を集めてきました。

ストーリー:クローン戦争末期、型破りな傭兵集団「ゼロ中隊」の物語

物語の舞台は、プリクエル三部作で描かれたクローン戦争の末期。主人公ホークスは不祥事を起こした元共和国軍士官で、銀河中から集められた型破りなプロ集団「ゼロ中隊」を統率し、放置すれば銀河を崩壊させかねない新たな脅威を阻止するため、不安定なチームを率いて絶望的な戦いに挑んでいきます。

ゼロ中隊は、ジェダイ、密輸業者、クローン・トルーパー、ドロイド、マンダロリアンなど多様な経歴を持つメンバーで構成される「エリートでありながら型破りな傭兵集団」として描かれ、正攻法では遂行が難しい任務を請け負い、プリクエル三部作の敵対勢力である独立星系連合のドロイド軍に立ち向かっていきます。

なお、新キャラクターだけでなく、映画やドラマシリーズに登場した舞台とのつながりも用意されています。「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」に登場した惑星ヴァンドアや、Disney+のオリジナルシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」に登場した惑星マプーゾも登場するとのことで、既存の「スター・ウォーズ」作品を追ってきたファンほどニヤリとできる仕掛けが盛り込まれています。キャラクター同士の交流を通じて、クローン戦争時代の知られざる一面を描くオリジナルストーリーとして展開していく点も見どころです。

バトルシステム:XCOMライクな戦術性に、「スター・ウォーズ」らしいシナジー

戦闘は『XCOM』シリーズを彷彿とさせる、1ユニット=1キャラクターの移動・攻撃を組み立てるターン制タクティクスが基本です。1人の隊員を1ユニットとして移動や攻撃を行うシステムが採用されており、遮蔽物を活用しながら部隊を進めていく、まさに『XCOM』を思わせる戦術性が特徴です。

そこに「スター・ウォーズ」ならではのアビリティが組み合わさるのが本作の個性です。フォースを使って敵を遮蔽物から仲間の射程範囲へ引き寄せたり、援護射撃の中でアストロメクが傷ついた仲間に回復用のパクタクスティムを噴出させたりと、シリーズらしいシナジーやアビリティが登場します。ジェダイのフォース技とアストロメク・ドロイドのサポート、クローン・トルーパーの連携射撃など、キャラクターの個性を活かした戦術の組み立てが楽しめそうです。

歯応えの面でも『XCOM』の系譜を色濃く受け継いでいます。『XCOM』シリーズのようにミッション中に死亡したキャラクターがそのまま失われる「パーマデス」の要素があり、各ユニットが成長してスキルが充実していくにつれて、障害物に隠れている敵をフォースで弾き出してスナイパーが狙えるようにするといった、スター・ウォーズ的なプレイも可能になっていきます。また、より手応えを求める戦略ゲームファン向けに、パーマデスやセーブ回数制限といった挑戦的な難易度設定も用意される一方、パーマデスはオプションで無効化することも可能とされており、幅広い層が遊びやすい設計を目指していることがうかがえます。

拠点運営とキャラクター育成:ミッションの合間に部隊を強化

戦闘だけでなく、拠点運営もゲームの重要な柱です。ミッションの合間には拠点を拡張したり、情報提供者から情報を集めたりする要素があり、任務に参加する隊員を作成・カスタマイズできるほか、「スター・ウォーズ」シリーズに登場するキャラクターとの交流も楽しめます。

海外メディアの報道によれば、ゼロ中隊の作戦拠点「プランク」から、プレイヤーはエージェントを雇用し、能力を強化し、施設を拡張し、装備を購入し、ホロテーブルで次のミッションを選ぶことができ、現場ではプレイヤーが作成したキャラクターと開発者が設計したエージェントの絆が、支援能力やクロス・トレーニングの利点を解放し、部隊のステータスや適性を向上させていきます。銀河地図には150以上の惑星が登場し、キャンペーンを通じての選択に応じた成長を辿っていく構成になっています。

キャラクターのカスタマイズも充実しており、ホークスやゼロ中隊のメンバーは声や外見、クラスなど好みに合わせて変えられるほか、部隊メンバーを一緒に任務へ派遣することで絆が深まっていくシステムも用意されています。プレイヤーごとに異なる「ゼロ中隊」を育て上げていく、やり込み要素の厚さも本作の魅力といえそうです。

開発者が語るビジョン

Bit ReactorのCEO兼クリエイティブディレクターであるGreg Foertsch氏は、本作の狙いについて次のように語っています。「『STAR WARS ゼロ・カンパニー』のビジョンは、魅力的なターン制タクティクスのゲームプレイと、没入感あふれるスター・ウォーズの銀河を融合させたゲームデザインの柱に基づいている」とし、「クローン戦争時代を舞台にしたオリジナルのスター・ウォーズストーリーを通じて、プレイヤーの選択が物語に意味のある影響を与え、奥深い戦術性を持ちながらも親しみやすく、映画のような演出で楽しめるゲーム体験を届けたい」としています。

「硬派なタクティクスゲームでありながら、初めてこのジャンルに触れる『スター・ウォーズ』ファンにも親しみやすいものにしたい」という開発陣の意図は、パーマデスを任意でオフにできる設計など、随所に表れています。歯応えのある戦略ゲームとしても、映画のようなスター・ウォーズ体験としても楽しめるバランスを狙っている点は、発売前から評価されているポイントです。

価格・エディションについて

本作はシングルプレイ専用のフルプライスタイトルとして展開されます。

  • スタンダードエディション:Steamでは49.99ドルで販売(国内価格は各ストアの表示価格に準拠)
  • デラックスエディション:クローン戦争時代に着想を得たユニークな装飾アイテム「共和国グランド・アーミー」装飾などをアンロックできる特典が追加
  • 予約特典:事前購入すると、ドロイドに装備できる「クリスタライン・アストロメク」パックが同梱され、R3・R4・R5ドロイド版に加え、本作限定のBR-1ドロイド向けの透明な「クリスタライン」アストロメクヘッドも入手可能

装飾アイテム中心の構成となっており、ゲームプレイに影響する要素は基本的にどちらのエディションでも変わらないため、コレクション要素にこだわりたい人はデラックス版、まずは本編をじっくり楽しみたい人はスタンダード版という選び方が基本になりそうです。

なぜ今、注目すべきタイトルなのか

『STAR WARS ゼロ・カンパニー』が注目を集める理由は大きく3つあります。

1つ目は、開発スタジオの実績です。『XCOM』シリーズを手がけたベテランが集結したBit Reactorが初めて世に送り出す作品ということで、ターン制ストラテジーファンからの期待値は非常に高い状態にあります。

2つ目は、「スター・ウォーズ」という題材との相性です。遮蔽物を使った戦術性というXCOM的な骨格に、フォースやドロイドのサポートといったシリーズならではのアビリティを組み合わせることで、既存のジャンルファンにも新鮮な体験を提供できる設計になっています。

3つ目は、クローン戦争時代というあまり深く描かれてこなかった時期にスポットライトを当てている点です。映画やドラマシリーズとのつながりを盛り込みながら、オリジナルストーリーとして新たな一面を描くという構成は、シリーズファンの探求心をくすぐる仕掛けといえるでしょう。

まとめ

『STAR WARS ゼロ・カンパニー』は、『XCOM』譲りの硬派な戦術性と、「スター・ウォーズ」ならではの世界観・アビリティを組み合わせた、ジャンルファン待望の一本です。パーマデスをはじめとするローグライク的な緊張感と、初心者にも配慮した難易度調整、そして拠点運営とキャラクター育成を通じたやり込み要素まで、見どころは多岐にわたります。2026年8月27日の発売に向けて、続報にも注目していきたいタイトルです。