今回は2pick masterを目指すあなたへ向けて、ネメシスの戦略とカードを徹底解説します。

※この記事は第3弾「絶傑の継承者」リリース後のシーズン2環境を基に解説します。

ネメシスの戦略

2pickネメシスは前環境までカードプールの狭さと対ロイヤル性能の高さからトップメタTier1に君臨していました。しかしながら、新弾の破壊軸が2pickにおいてとても使いづらく、かなり弱体化を受けている印象です。またロイヤルの方も弱体化しており、環境における立ち位置は一気に低下しました。しかし従来のコア生成カードをしっかりと集めてエクシードアーティファクトΩを作成するデッキを組めれば、環境に存在感を示すドラゴン、ナイトメアにも引けを取らないパワーを出せるクラスです。

2pick ネメシスTier表

※tier表はあくまでも目安です。隣に提示される2枚目のカード、デッキの傾向とシナジーによって左右されます。

tier表のランク基準

S:何枚でも欲しい非常に強力なカード

A:デッキパワーを上げ勝率に貢献する強力なカード

B:平均的、腐ることの少ない良カード

C:局所的に強い場面があるものの平均するとパフォーマンスが下がる、積極的には取らないカード

D:デッキの質を下げる、確実に避けたいカード

ゴールド、レジェンド

  • 全てのコアとAFを捨ててでもマゼルベインデッキにする価値がある。
  • その他のSランク及びAランクには全て2弾までのカード。どうしても新カードが入る余地はない。
  • 特にSランクのオーキス、シルヴィア、アルエット、カルラのパワーは現環境でも健在。
  • 新訳・白の章を出せる2枚のカード「奏絶の顕現・リーシェナ」と「殲滅の歌声」のをBランクに設定。このトークンは盤面を埋めてしまうものの回復と敵リーダーへの打点がΩを出すまでの補助として相性がいい。しかしながら、トークンを出すカードが金と虹に固まってしまっていることが破壊軸の弱さの原因となっている。
  • ネメシスの石板は残念ながら7クラスで相性最悪である。多数のアミュレットで盤面が埋まりやすいことと、コア生成をするためのカードを砕いてしまうことでΩの完成を阻害してしまう。

シルバー

  • こちらもS〜Bランクまで過去のカードで固まっている。
  • ルキナは銀枠で唯一のコア2枚生成カード。進化時効果も優秀で、このカード枚数がAFネメシスの出力を決定付ける。
  • エレクトロウィッパーはスタッツの低さが気になるもののコア生成というだけで高評価。
  • 逆にノアは強いように見えてコアを生成しないので多く持っていてもジリ貧の展開になることが多い。ただしオーキスに繋げることができれば非常に強力。
  • 魔鋼の騎兵はラピスやアルベールなどの疾走カードをブロックする性能が非常に高い。ただし進化権なしではゴリアテ以下の非常に低いスタッツなので採用枚数は1〜2枚に留めるべきである。
  • 改境の再動及びイカロスの飛翔はコア生成の枚数によって出力が変化する。最初からピックするのではなくある程度デッキの形が決まる後半のピックから採用を検討したい。
  • 新カード「フィールドエンジニア」はスタッツこそ低いもののシルヴィアなどの高レアのドローソースが不在の際は非常に頼もしい。盤面に対する能力は低いので、使う際は人形などでお膳立てをしながら使いたい。

ブロンズ

  • S、Aランクには全てコア生成の可能なカードが並んでいる。特にSランクは全て強力なコア生成と盤面形成能力を持つ。
  • エンジンブレイダーは進化時能力が非常に強力。なるべくこれに進化を切って盤面を作りながらコアを生成することを考えたい。
  • 人形カードは強いように見えてコアを生成しないのであまり多くは必要ない。
  • ディルクや獣性の鉄人のような、合計スタッツの高い守護カードはあまり強く使える場面が少ない。スタッツに騙されずとにかくコアを回収したい。
  • ブロンズ、シルバーのSAランクの層の厚さがネメシスの強みであったが、新弾のカードがほとんどCランク以下であることが出力の低下につながっている

初手の提示の考え方

ランクの基準

Sランク:ネメシスを選択するにあたって必要なレジェンド。どちらかがない場合は見送り。

Aランク:優秀なパワーカード。Sランク+Aランクの初手提示は始めたい。

Bランク:妥協枠。他のクラスが酷いペアの場合はS+Bで検討。

Cランク:選択に値しないカード。

ピック、プレイ時に意識すること

  • このリーダーは何をするにも進化権が大事。安易には切らず人形で頑張って処理したい。
  • コアと人形で手札が溢れないか常にチェックする。逆に手札のコアを融合せずにパスして手札溢れを許容し、次の動きを柔軟にする択も取れるようにしたい。
  • ララミアや再動を使わないデッキならば、手札溢れを回避するためにAFαにβやγを先に融合することも可能。
  • 時には時間稼ぎのためにキャッスルAFやアタックAF、γを出さなければいけない状況がある。負けるよりマシなので必要ならば躊躇はしないこと。
  • コア生成には偏りがある。基本的には青コアが増えやすいので、なるべく赤コアを融合せずに温存すると良い。
  • デッキ内のコア生成カードの残り枚数は必ず把握したい。何を引けばΩが完成するのか、逆にΩを作れない場合はβで体力を削り切るプランに変更しなくてはならない。
  • オーキスが手札に控えている場合、ノアで攻撃力を上げた人形がいれば非常に打点が伸びる。ただし自身の盤面をアミュレットで埋めすぎないように注意したい。