「人は死んだらどうなるのか」という疑問について考えることがあるでしょう。おそらく誰しもが生涯の内に必ず考えること。そして、その答えを知るものはいない。というより、科学的に証明ができないから未だに解が存在しない、未知の問い。死ぬということは体が機能しなくなるということで、そうなると状況を伝えるすべがないため、死んだあとにどうなるのかを知るものは存在しないというごく当たり前の事実。

しかし、世の中の仕組みに仮説を立てることで、矛盾がないかを脳内でシミュレートし、可能性の一つとして考慮することは可能です。その仮説の一つである、僕の考える世の中の仕組みをお話しします。

死後の世界

人は生まれながらにして、それぞれ違った人生を歩みます。皆平等に1人1つの意思や思考を持ちます。当然、他人の考えはわからない。行動や言動から感情を推測したり、読み取ります。このように、世の中には別々の魂を持つ生命体が無数に存在します。自分はそのうちの1つとして、この世に生まれました。

令和の日本に、人間として生まれてきた。もう少し前の時代に生まれていたら、車やスマホがなく、生活が不便だったでしょう。死ねば終わりの人生なのか。それとも、死んだあとはまた別の生命体として生まれ変わるのか。多くの人はそういった想像をするでしょう。ですが、僕の考えは、根本から違います。

自分とは?

人間の体は細分化すると、細胞やDNA、細菌などの多くの要素により構成されます。それらをすべて含めて1人の人間として定義されます。人間を構成する要素の中に、別の生命体は存在しないのか。細菌は生命体ではないのか。深掘ると実は人間は物質と、生命体の集合で構成されているかもしれません。それを自分としています。

一部の細菌が体から出て、他人の体に移っても、自分は自分、他人は他人。別の存在です。では、何を基準に区別しているのでしょう。人間の本体は、なんでしょう。2人の人間が、お互いに脳を移植しあった場合、どっちが自分ですか? 脳を基準に、体が入れ替わった自分ですか? 体を基準に、脳が入れ替わった自分ですか? それとも、基準は脳ではなく、心臓ですか? 心臓を半分ずつ移植しあうと、自分はどこですか? この話も曖昧ですね。僕の考えでは、すべて辻褄が合います。

すべての生命体を同時に動かしている

さて、死後の世界についてや、自分という概念の話をしてきました。これまでの考え方に共通したのは、自分と他人が分離した別の存在であるという至極一般的な思想が根本にあります。そして、その概念、根本が間違っていると、僕は考えます。

自分自身が、すべての生命体を、同時に動かしているんです。

同時並行して、動かしているんです。しかし、それぞれの生命体の脳は分離しています。そのため、常に自分ひとりの思考にしかアクセスできません。けど、同じ瞬間に、別の自分(他人)の意思を持っています。これをすべての生命体の数だけ、同時に操っているんです。他人を蹴ったら痛がります。それは、自分です。蹴った瞬間に、別の自分が痛がっています。けど自分は痛くない。当然です。脳が分離しているから。けど、事実、相手は痛がっています。相手は蹴った自分の思考にはアクセスできない。脳が分離しているから。つまり、お互いに別の存在だと認識しますが、実際には同時並行して別々の脳でそれぞれの感情を経験しています。

この概念を真だとして、よく考えてください。難しい概念で、難しい話です。これまでの常識とは全く異なるから。もし理解できたなら、話に矛盾はありますか? おそらく無いはずです。

存在するのは1つだけ

少し前に自分という存在の定義の話をしました。細菌が生命体だとした場合、自分と呼んでいるのは実は物質や別の生命体の集合だと。だとすると、人間を含む、動物、魚、虫などすべての生命体、空気、地面、物質、地球、宇宙空間、星などすべての物を総括して、1つの存在だと捉えられないでしょうか。

そう、それが自分です。

自分は、すべてを総括した1つの存在であり、この世にはそのたった1つの自分しか存在しません。すべての生命体を同時並行に操っている。それぞれの脳は分離しているからお互いの思考にアクセスできない。だから各々は、他人であり別の存在だと認識している。自分は自分(1人の人間)でしかないと信じ切っている。数ある生命体の中のたった1つでしかないと。本当はすべて自分自身なのに。

悪いことをしたら自分に返ってくる、「因果応報」の本質はそういうことです。いつか返ってくるではなく、悪いことをして他人が苦しんだ瞬間、すでに自分に返ってきているんです。少し怖い事実のようで、理にかなっています。そうです。理に適うんです。世の中、シンプルなんです。複雑に全く別々の存在がいくつも存在しているわけじゃないんです。1つなんです。そして、この概念が理解できたなら、すでに答えはわかるはずです。

死んだらどうなるか。

死後の世界(結論)

さて、話を戻しましょう。これまでに理解したすべては1つの存在であるという概念をもとに、人(もしくは別の生命体)が死んだあとにどうなるか。答えは簡単です。

操作する生命体が1減るだけ。

生き物は死ねば組織の機能が止まり、脳が機能しなくなります。感情も消え、意識はなくなります。同時にアクセスするすべての生命体から除外され、アクセスされなくなります。つまり母数が1減るだけで、何も変わらないんです。死んだら真っ暗になって全て終わりなんてことはないんです。世の中に生命体が存在し続ける限り、意識、感情は存在し続けます。ただし、霊の存在はまた別の話です。死んだあとも魂が残り、霊になるという概念の可能性は全然あり得るし、僕も信じている派です。実際にお盆に怪奇現象は起きるんです。ただしこの話は深いし、霊感があるわけじゃないので割愛します。

まとめ

世の中では何が起きてもおかしくありません。今回紹介した概念のような別の可能性も無限に存在します。その中でも現状で最も信憑性が高いと信じている自分の考えた概念を紹介しました。その上で、地球を支配する生命体「人間」として生まれてきて、人生の目的をどうするべきなのかなどもう少し書き足したいことがありますが、概念の説明は終わったのでいったんここで終わりにします(気が向いたら書き足すかもしれませんが)。最後まで読んでもらえたことに感謝します。